「不動産を売りたいけどどのタイミングで売却するのが良いのだろう」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
実は、不動産にも繁忙期が存在します。
そこで今回は、半田市の不動産会社が、不動産の繁忙期について紹介しましょう。
□不動産売買の繁忙期と閑散期について
皆さんは、不動産売買の繁忙期はいつだと思いますか。
不動産売買が活発になるのは、ダントツで3月です。
その次に2月となります。
では、なぜこの時期なのでしょうか。
もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが、新学期のシーズンが不動産売買は集中します。
また、秋も物件を見るにはおすすめです。
しかし、平均的な件数として秋は目立って動きが活発になる訳でもありません。
たまに、転勤の時期だからという理由で増えるとも言われますが、転勤の時期は会社によって異なります。
そのため、一概には転勤が原因とは言えないでしょう。
それよりも注目すべきなのは閑散期です。
不動産の閑散期なのは8月で、その次に少ないのは1月です。
これは、不動産業界の用語で「一八(いっぱち)」と言われています。
この時期は不動産業界にとってお客さんの動きが活発になりません。
なぜなら、8月は暑すぎる、1月は新年という理由が関係しています。
中古の空き物件などはクーラーが設置されていません。
そのため、室内はとても暑く、体力が失われて行きます。
しかも、これを何件もはしごするとなると体力だけでなく、精神的にも持ちません。
これらより、真剣に選ぼうという気力が失われるため8月は閑散期となるのでしょう。
一方、1月ですが、1月から新生活を始めようとすると、年末である12月から家具や家電を買い揃えて、新生活の準備を進める必要があります。
しかし、ただでさえ忙しい年末からさらに忙しく動いて準備をしようという方はなかなか居ません。
そのため、1月も少なくなってしまうのです。
これらの理由から物件を見て回るには春か秋がおすすめと言えるでしょう。
□不動産売却の売却時期を考える際の注意点
では、売却する時期はいつが良いのでしょうか。
正直、売却するときはあまり時期にこだわりすぎる必要はありません。
なぜなら、不動産を売却する人の背景はさまざまだからです。
住宅ローンが多く残っている場合もありますし、すぐに売却しなければならない場合もあります。
そのため、注意点さえ知ってもらえれば、時期に関してはそこまで気にする必要はありません。
ただし、注意点として押さえてもらいたい点はいくつかあります。
1つ目は、住宅ローンの残債と売却額のバランスです。
住宅は、築年数が浅いほど高額で売れますが、早すぎてもいけません。
なぜなら、住宅ローンの残債よりも安く売れてしまう可能性があるからです。
そのため、売却する際は、住宅ローンの残債と売却額のバランスを見るようにしましょう。
2つ目は、動き出すタイミングです。
不動産は、売り始めてすぐに売れるものではありません。
売却開始から完了までは平均して3ヶ月から6ヶ月ほどかかります。
そのため、目安として転居したい6ヶ月前から動き出すようにしましょう。
□まとめ
今回は、不動産の繁忙期について紹介しました。
売却するのにはあまり時期を考えなくても良いですが、売却した後に転居を検討されている方は時期を気にした方が良いかもしれません。
春や秋は見て回るのに快適な時期ですし、春の新学期シーズンは退去後の不動産も多く存在するでしょう。