「不動産売却をしたいけれど、残債があってどうしたら良いかわからない。」
このような悩みを抱えている方はいませんか。
ローンの残債が売却価格を上回っている場合は注意が必要です。
今回は、不動産売却とローンの残債の関係について、半田市の不動産会社が紹介します。
□ローンがあるときの対応について
ローン残債がある不動産を売却する場合、ローンを完済する必要があります。
それをしないと、そもそも売却できないため注意しましょう。
まずは、不動産売却を決めたら何をするか紹介します。
最初にローンの残債額を確認しましょう。
この額は年末残高証明書で確認できます。
手元にない場合は直接銀行に行く、もしくは借入先の金融機関のウェブサイトを見ることで確認できます。
まずは現状を知ることから始めましょう。
次に不動産の売却金額を調べます。
不動産がおおよそいくらで売れるかは、査定をすることでわかります。
この価格とローンの残債額とを比較しましょう。
□ローン残債が上回っていた場合について
ローン残債が売却金額を上回ることをオーバーローンと呼びますが、オーバーローンが起きていた場合、どう対応したら良いでしょうか。
3つの方法が考えられます。
1つ目は、手持ち資金で補填することです。
自分の預貯金内から出して払うのが最も望ましい方法です。
それでも足りない場合は、親族から借入したり、金融機関を利用したりして対処しましょう。
2つ目は、住み替えローンの利用です。
住み替えローンとは、買い替えで購入する物件の住宅ローンに今あるローンの残債を組み入れることです。
手持ち資金を使わずに行えるため一見良さそうですが、借入額が大きくなるため、審査が厳しくなります。
今後も払い続けられるのか慎重に判断しましょう。
3つ目は、任意売却です。
任意売却とは、金融機関から特別な合意を得て売却する方法です。
競売のように金額が下がったり、近隣に知られたりすることなく売却できます。
なるべくなら避けたい手段ですが、どうしようもない場合は選択肢に入れても良いでしょう。
ローンを滞納していた場合、半年ほどで競売が始まります。
そして競売が始まると任意売却の実行は難しくなります。
そのため、任意売却の手続きはなるべく早く進めることをお勧めします。
□まとめ
今回は、ローン残債がある状態での不動産売却について紹介しました。
売却金額で完済できる場合は何も心配いりません。
しかし、オーバーローンの時は、今回紹介したいずれかの方法を取る必要があります。
将来のことも頭に入れて、どのように完済するか決めましょう。