この記事は「不動産売却の際に土地を分けることはできるのか」という疑問を持つ方へ向けた内容です。
遺産相続でお悩みの方は土地を分割する方法を探っている方も多いでしょう。
今回は不動産売却で土地を分ける分筆と、その方法を紹介します。
□土地の分筆って何?
では、土地の分筆について詳しく解説します。
簡単に説明すると、もともと1つの土地を2つに分ける手続きのことを指します。
*メリット
では、どのような良いことがあるのでしょうか。
1つ目は、共有名義の状態から脱し、土地を使いやすくできる点です。
2つ目は、その土地の使用用途である地目を変更できる点です。
3つ目は分筆前と違う権利関係の登記が可能な点です。
4つ目は土地の形や面積を下げて、評価額を下げるなどの効果があります。
*デメリット
では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目は、土地として見たときに使用用途が狭まる点です。
2つ目は、分割する方法によっては建物が建てられない点です。
3つ目は、固定資産税が上がる場合もあると言う点です。
4つ目は、リフォームが困難になる点です。
このように、建築基準法で道路に必ず接する必要があるという条件を満たす必要があるので、分ける際は土地の形に注意する必要があるでしょう。
□分筆をするにはどうすれば良いの?
分筆は以下の様なステップに分けられます。
・土地家屋調査士に依頼
・法務局、役所で調査
・分筆する形を決める
・現地調査や測量を行う
・境界標の設置
・現地立ち合い
・分筆の登記をする
以上です。
結構大変に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれ紹介していきます。
1つ目の土地家屋調査士に依頼する理由は、分筆の手続きには彼らの力が必要だからです。
不動産会社に紹介してもらえる可能性があるので、まずは会社に相談しましょう。
2つ目は法務局や役所で調査されます。
土地の正確な大きさを正確に知るために、登記簿謄本や公図などを確認することがトラブルを避けるためにも重要です。
3つ目はどのように分筆するかを決定します。
4つ目は現地調査を行います。
これは、分筆に必要な作業を知るためと、土地の状態を的確に知るために行います。
5つ目は境界線を見分けられるように、境界線の目印を設置します。
6つ目は現地で、その土地に関わっている人と境界線を確認します。
7つ目は最後に登記をします。
以上で分筆は完了したので、売却を開始しても構いません。
□まとめ
今回は不動産売却で土地を分ける分筆と、その方法を紹介しました。
1つの方法として検討してみてはいかがでしょうか。
当社は、半田市を中心として、不動産売却をお手伝いしています。
不動産についての相談にお答えしますので、当社までご連絡ください。