家の相続をした際に、確定申告をする必要のあるケースが存在することをご存じですか。
必要な場合にきちんと確定申告をしないと、結果的に負担が増え、損してしまう可能性があります。
この記事では、家の相続で確定申告が必要なケースについて解説します。
ご自身の場合は確定申告が必要なのか、見極めながらご覧ください。
□家の相続で確定申告が必要なケースとは?
1つ目は、相続した家を売却した場合です。
相続した家を売却すると所得が発生したとみなされるので、確定申告が必要になります。
売却額から取得費を引いた税額が差し引かれます。
2つ目は、収入が出るような家を相続した場合です。
例えば、賃貸アパートが該当します。
1月1日から相続が決定した日までの収入の被相続人の確定申告と、相続が決定した日以降の収入のご自身の確定申告が必要です。
相続が決定した以前の日の収入は、被相続人の収入となる点にご注意ください。
3つ目は、相続した家を寄付した場合です。
家を寄付した場合は、確定申告が義務付けられているわけではありません。
しかし確定申告をすると所得税の節税になるので、することをおすすめします。
4つ目は、家を売却して分割した場合です。
相続人に平等に分割するために、家を売却して現金化する方法がありますよね。
この方法を取った場合、収入が発生したとみなされるので、確定申告をする必要があります。
□確定申告の3つの方法をご紹介!
*税務署で確定申告書を作成して申告する
必要な書類を準備した上で、税務署にご自身で行っていただくと、税務署の職員の方に相談しながらその場で確定申告を済ませられます。
確定申告の期限が近い場合は混むので、早めに相談しましょう。
*国税庁のホームページで確定申告書を作成して申告する
国税庁のホームページを見ていただくと、確定申告書作成コーナーという所があります。
この方法だと、デジタル上で確定申告書を作成できます。
作成完了したら、電子申告システムe-Taxから電子申告するか、申告書を印刷して郵送で申告するかの2つの方法で確定申告を済ませましょう。
*税理士に依頼して申告する
金額が大きい場合や、手続きに不安がある場合は、無理せずに税理士に依頼してお任せするのも1つの方法です。
依頼料はかかってしまいますが、手間がかからないのに加え、安心してお任せできるでしょう。
もし相続した家が賃貸アパートでしたら、事業継承の手続きも必要です。
手続きがややこしいので、その場合は早めに税理士に相談することをおすすめします。
□まとめ
今回は、家の相続で確定申告が必要なケースについて解説しました。
所得が発生した場合は、忘れずに確定申告をする必要があります。
半田市周辺にお住まいの方で、家の相続についてお悩みがある方はぜひ当社にご相談ください。