親の家の相続を引き受けたとき、実際に住むべきか迷っている方は多いでしょう。
そこで、ここでは相続した親の家に住むメリットとデメリットについて解説します。
ぜひ、今から紹介するポイントを押さえてこれからの参考にしてください。
□相続前に押さえておくべきことをご紹介!
家の相続を引き受ける前に、あらかじめ知っておくべきことがあります。
ここでは、事前に押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
まず1つ目のポイントは、家の相続税のみの計算はできないということです。
一般的に相続税は家だけでなく相続する全ての財産の総額から、相続税率が計算されます。
そのため、家の相続税のみを個別に計算できないのです。
2つ目のポイントは、法定相続人が誰であるかを理解することです。
法定相続人とはその名の通り、民法で定められている相続人を意味します。
基本的に法定相続人は、相続人とされていない配偶者や子供、兄弟や親が当てはまります。
法定相続人が何人いるのかを把握しておくことは、今後何かが起こった時に対応する際に役立ちます。
3つ目のポイントは、相続税の課税を判定することです。
相続税が課税されるかどうか判定することは重要なポイントの一つです。
この判定のためにも、法定相続人の把握は必要不可欠であると言えます。
基礎控除額を計算することで相続税が課税されるのか判定できるため、法定相続人を把握したら一度計算してみましょう。
□相続した家に住むメリットとデメリットとは?
続いては、親の家を相続した後に実際に住む場合と住まない場合のメリットとデメリットについてです。
どちらを選択しても、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
まずは実際に相続した家に住む場合のメリットについてです。
1つ目に挙げられる最大のメリットは、家賃の支払いが必要ないということです。
通常であれば必要な家賃を払わなくても良いため、生活する上での出費が格段と減ります。
生活に余裕ができるため、これはとても大きなメリットでしょう。
2つ目のメリットは、思い出と一緒に暮らせることです。
親の家は実家であるため、小さい頃の記憶や懐かしい匂いといったあらゆる思い出が感じられます。
また、安らげる場所でもあるので安心して心地よく暮らせるでしょう。
将来自分が育った同じ家で、我が子を育てるのも良いですね。
一方でデメリットとしてあるのは、家のメンテナンス費用がかかることです。
実家が古い場合、これから住むにはある程度のメンテナンスが必要だと考えられます。
そのため、家賃は必要ないとは言っても、住むためのメンテナンス費用は考慮しなくてはいけません。
次は、相続した家に住まない場合のメリットです。
その1つ目は、環境の変化なく暮らせることです。
実家が今住んでいる場所と遠い場合、転勤や引っ越しをしないと住めません。
しかし、実家に住まなければ今までと同じ環境で暮らせるため、変化に対応しなくて済みます。
2つ目のメリットは、固定資産税や維持費がかからないことです。
たとえ家に住んでいなくても、実家を持っている以上固定資産税や維持費がかかってしまいます。
しかし、相続した家を売り払うことで本来かかるはずの費用が必要なくなるのです。
反対にデメリットとして考えられるのは、売却しない場合、定期的に家を手入れしなくてはいけないことです。
家に住んでいても住んでいなくても、家が土地に立っている限り老朽化は進んでいきます。
さらに、家に住んでいないと、普段生活の中で掃除をすることがないため、老朽化はより早く進むと考えられます。
そのため、たとえ誰も住んでいなくても、定期的に家を訪れメンテナンスする必要があるのです。
□まとめ
今回は、相続した親の家に住むメリットとデメリットについて解説しました。
相続した家に住むか住まないかは、自分に必要な環境、金銭面や将来のことを踏まえて決断することをおすすめします。
半田市周辺にお住まいの方で何かお困りのことがありましたら、ぜひ当社までご連絡ください。