皆さんは、家に関する離婚の準備で何をすれば良いかご存知ですか。
離婚によってとても複雑な状況になることも考えられるため、どのように進めていけば良いのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、離婚するにあたって家関連で押さえておきたいポイントを紹介します。
□家を出るべきタイミングは?
離婚すると、夫婦のどちらかが家を出ていくことになるでしょう。
しかし、いつでも好きな時に家を出ていっても良いとは限りません。
家を出るべきタイミングがあり、それは時と場合によって異なります。
ここではその好ましいタイミングを、ケース別に紹介します。
まず家を出ていくタイミングの基準は、別居する準備ができた時です。
別居には、引っ越しする際の費用や生活費など、あらゆるお金がかかります。
また、子供がいる場合は子供たちの別居への心の準備も踏まえて時間をかける必要があるでしょう。
物を全て整理し、金銭面や心理的な面で準備が整った時が、家を出ていくタイミングだと言えます。
一方で、離婚の場合必ずしも自分のペースで別居の準備を進めていけるとは限りません。
相手が離婚自体に反対しているケースも考えられます。
その場合、たとえ相手が同意してくれていなくても、一旦距離を取ることを優先した方が良いでしょう。
お互い距離を置いて暮らすことで、それぞれに考える時間が設けられ、気持ちの変化にも繋がります。
さらに、一刻も早く家を出るべきケースとして挙げられるのはDV被害に遭っている場合です。
暴力は心身ともに傷つけられるだけでなく、命の危険にさらされることもあります。
もし子供がいるのであれば尚更、すぐに環境を変えることが大切です。
たとえ相手が離婚に賛成していなくても、ご自身と子供を守るために早急に家を出るようにしましょう。
□事前に話し合っておくべきことをご紹介!
離婚すると決めたら、夫婦で事前に話し合っておくべきことがあります。
特に家を持っている場合は住宅ローンについて話しておかなければいけません。
ここでは、住宅ローンに関する2つの話すべきことを紹介します。
まず1つ目は、住宅ローンの残りの額や名義を把握しておくことです。
夫が住宅ローンの名義人であっても、連帯保証人として妻が登録されている可能性があります。
その場合、仮に夫が住宅ローンを滞納していた場合、請求は妻に発生します。
思わぬトラブルを避けるためにも、住宅ローンの名義や残りの額を夫婦でしっかり把握しておくことが大切です。
2つ目は、養育費と住宅ローンの支払いを決めておくことです。
子供がいる夫婦は、離婚しても養育費を払い続けなければいけません。
どちらが家を出ていくのかだけでなく、どのように養育費や住宅ローンを支払うのかを決める必要があります。
養育費は夫、住宅ローンは妻というように支払いを割り振るのも良いでしょう。
しかし、ここで注意しておきたいのは支払いの滞りに関するトラブルです。
特に養育費の場合、いつの間にか相手から支払いが無くなるというケースが考えられます。
そうならないためにも、事前に養育費を請求する額を夫婦で話し合い、決めておくことが重要です。
□まとめ
今回は、離婚するにあたって家関連で押さえておきたいポイントを紹介しました。
家に関する離婚の準備は、ケースによって好ましいタイミングは異なります。
自分の今の状況と照らし合わせて進めていくことが大切です。
半田市周辺で家関連のお悩みがある方は、当社までご相談ください。