離婚を機に家を売るとなると、様々な疑問が浮かびますよね。
売却して得た利益の分配や売却法、住宅ローンなど、注意しなければならないことがたくさんあります。
この記事では、離婚を機に家を売りたいとお考えの方に向けて、方法や注意点を詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
□離婚に伴う家の売却方法は?
離婚に伴う家の売却方法は、住宅ローンの有無によって異なります。
それぞれの場合に分けて見ていきましょう。
*住宅ローンがない場合
住宅ローンがない場合には、仲介や買取で家を売却することが叶います。
仲介を選べば、買取よりも少し高く売却できますが、売れるまでに時間がかかります。
一方買取であればすぐに売れますが、相場の7割ほどの価格になってしまいます。
どちらも一長一短ですので、ご自身にピッタリの方を選びましょう。
売却してでた利益は、財産分与の対象になります。
夫婦で2分の1ずつ分配するのが原則ですので注意してください。
*住宅ローンがある場合
住宅ローンがある場合には、ローン残高と物件価格のバランスを確認しましょう。
ローン残高が物件価格よりも低いアンダーローンの状態であれば、シンプルに売却するだけで済みます。
売却で得た利益でローン残高を完済し、残った分は夫婦で財産分与するのが一般的です。
ローン残高が物件価格よりも高いオーバーローンの状態であれば、住宅ローンを完済してからでないと売却できません。
手元にお金がなくて売却せざるを得ない時のために任意売却という方法がありますが、それには住宅ローンを借りている金融機関の承諾が必要です。
住宅ローンを遅延・滞納していることが条件ですので、あまりおすすめできる方法ではありません。
住宅ローンを借り換える、もしくは親族にお金を借りるなどして、今の住宅ローンを完済して売却することをおすすめします。
□離婚を機に家を売る際に気をつけること
1つ目は、財産分与のタイミングです。
家の売却が離婚前に済んだ場合には、手元に売却益がある状態になります。
その財産を離婚前に分けてしまうと贈与になってしまうため、税が課されることになるかもしれません。
そのため、財産は離婚後に分配するようにしましょう。
2つ目は、住宅ローンについてです。
売却方法についての章で既出ではありますが、住宅ローンが残っている場合には売却することができない可能性があります。
離婚を機に売却を考えている方は、住宅ローンの有無を必ず確認し、オーバーローンの場合にはどう対応していくのかしっかりと考えておく必要があるでしょう。
□まとめ
今回は、離婚を機に売却を考えている方に向けて、売却方法や注意点を解説しました。
家を売却する際には、住宅ローンの有無がネックになります。
ご自身のローンの状況を確認し、対応を考えておきましょう。
半田市周辺でお悩みの方は、一度当社にてご相談ください。