「家を相続したいけれど、どうすればいいのかさっぱりわからない」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
今回は、家の相続手続きと家を相続する際の注意点について紹介します。
相続に必要な手続きを把握し、スムーズに相続を進めましょう。
□家の相続手続きについて
以下より、家の相続手続き完了までの4つのステップについて紹介します。
1つ目は、遺言書の確認です。
被相続人が遺言書を残しているかの確認を行いましょう。
遺言書がある場合、相続人や相続の割合は遺言書の内容によって決まります。
相続において、遺言書の内容は最も優先されます。
遺言書を見つけた場合、勝手に開封してはいけません。
遺言書の開封は、家庭裁判所で行うため、見つけた人は家庭裁判所に提出しましょう。
2つ目は、相続人と相続財産の調査と確認です。
被相続人の財産を受け取れる権利がある人は誰なのかを調査し、確認します。
調査には、被相続人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本を用意する必要があります。
3つ目は、遺産分割協議です。
遺言書がない場合は、相続人全員が参加する遺産分割協議で相続財産の分け方を決めます。
4つ目は、相続登記です。
相続登記を後回しにしておくと、トラブルに発展する恐れがあります。
そのため、相続の発生後、速やかに相続登記を行うことをおすすめします。
□家を相続する際の注意点について
*相続登記は早めに終わらせておく
現時点(2022年時点)では、相続登記は法律で義務付けられていません。
しかし、2024年から相続登記が義務化されることが決定しました。
義務化されると、不動産を相続してから3年以内に相続登記する必要があります。
注意しておきたいのが、相続人が認知症になると相続登記ができなくなることです。
また、新たな相続が発生することで、遺産の分割が難しくなる可能性があります。
このようなトラブルを避けるためにも、相続登記は早めに終わらせておきましょう。
*共同名義での相続は避ける
不動産を共同名義で相続すると、売却時にトラブルが発生する恐れがあるため、おすすめしません。
*不動産は簡単に分けられない
不動産は物理的に簡単に分割できません。
そのため、遺産分割時に財産を平等に分ける際は、不動産を売却して現金化する必要があります。
□まとめ
今回は、家の相続手続きと家を相続する際の注意点について紹介しました。
相続で面倒なことにならないように、共同名義を解消し、不動産を現金化しておきましょう。
半田市周辺で相続に関してお困りの方は、当社までお気軽にお問い合わせください。